野菜生活のすすめ・しょうが


「料理に薬味に大活躍」


<分類>

ショウガ科ショウガ属

<旬・産地>

夏(7~8月)に収穫される新しょうがは乳白色の肌が特徴です。国産は高知県産が4割以上を占め、次いで熊本県、千葉県、宮崎県が主な産地となっています。新しょうがを土の中に埋めて貯蔵しているのが根しょうがとなります。家庭において通年で常用されているのは根しょうがです。他に、葉つきの葉しょうがもあります。新しょうがと葉しょうがは7~8月が旬です。

<選び方>

切り口がひからびていないもの、全体的にふっくらとハリのあるもの、より固いものを選ぶとよいでしょう。
葉しょうがは、赤と白の色がはっきりしているものが良品です。

<保存方法>

ラップか紙に包み、冷蔵庫で保存します。また、すりおろしたものや刻んだものを小分けにして冷凍保存しておくと、すぐに使えて便利です。
切り口が乾燥しますが、乾いた部分を薄くカットして使えば問題なし。味や香りを楽しむなら早めに使いきることが大切です。

<栄養の特徴>

独特の辛味成分はジンロゲンとショウガオールによるもの。ジンロゲンは血行を促進し発汗を促すため、体を温め代謝を高めます。そのため風邪や冷え性に良いと言われています。

<おいしい食べ方>

皮に風味があるので、きれいに洗って皮ごと使いましょう。
薬味として使われることが多いしょうがは、煮魚や豆腐に添えたり、鍋に使ったりとさまざまな場面で活躍します。新しょうがが手に入る時期は、甘酢漬け、はちみつ漬けにすると長期間楽しむことができます。

<トピックス>

しょうがに含まれるたんぱく質分解酵素であるショウガプロテアーゼは肉を柔らかくする効果もあるので、おろした生しょうがを肉によくもみこんで使うとよいでしょう。

←前へ目次へ次へ→