野菜生活のすすめ・セロリ


「生でもスープでもOK 万能野菜セロリ」


<分類>

セリ科オランダミツバ属

<旬・産地>

通年出回りますが、旬は1年に2回あります。冷涼な気候を好み、初夏から秋は長野県などの高冷地で露地栽培され、冬から春は静岡県などでハウス栽培されます。愛知県・茨城県・福島県でも栽培されています。おいしく感じるのは夏ですが、出荷量が多いのは2~3月です。

<選び方>

茎が厚く凸凹がはっきりしているもの、葉茎が白くてやわらかいもの、切り口が白くてみずみずしいものを選びましょう。葉が変色したり、枯れていたりするものは避けましょう。

<保存方法>

鮮度が命の野菜なので、なるべく早く食べることが大切です。葉は根の養分を吸い取ってしまうので、葉と茎を切り離し、別々にラップで包み冷蔵庫で保存します。

<栄養の特徴>

栄養価というよりは、香りや歯ざわりを楽しみたい野菜です。ビタミン・ミネラル類は、茎より葉に多いので、葉も無駄なく使いましょう。

<おいしい食べ方>

サラダ・ピクルス・ぬか漬け・浅漬けなどの生食の他、スープ・炒め物にしてもおいしく食べることができます。残った茎・葉はお茶パックなどに刻んで入れ、ブーケガルニとして用いると味に深みが出て、いつものシチューが本格的な味わいに変身します。また、やわらかく煮て裏ごしして使うこともできます。
セロリは食感が大切です。茎がしんなりしてきたら根元を冷水につけるとピンとします。筋が気になる場合は包丁で端から削ぐか、ピーラーで取り除くとよいでしょう。

<トピックス>

みつばのように茎が細いサラダセロリもあります。水耕栽培で育てることも多く、香りがやわらかなので生サラダにぴったりです。その他、野生の原種が変形したといわれるセロリアックもあります。根が肥大したもので、ごつごつとした形は同じセロリとは思えないユニークな姿をしています。ゆでてサラダにしたり、つぶしてスープにして使います。

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