野菜生活のすすめ・ピーマン


「カラフルなピーマンを食べ比べよう」


<分類>

ナス科トウガラシ属

<旬・産地>

夏から秋口にかけて旬を迎える夏野菜です。
主に茨城県産、岩手県産が出回ります。高知県、宮崎県を中心に1年中出回っています。

<選び方>

皮がツヤツヤして全体的に緑色が濃く、肉厚でハリがあるもの、へたがピンと張っていて切り口がみずみずしいものを選びます。へたが茶褐色や黒ずんでいるものは避けましょう。
へこみや変形は味には関係ありません。

<保存方法>

水気があると傷みやすくなるので、保存袋などに入れて冷蔵庫に保存します。短期間であれば、常温での保存も可能です。一つが傷むと他にも移りやすいので傷んだものは取り除きます。

<栄養の特徴>

ビタミンCやカロテンが多く含まれています。緑色のピーマン1個(中)50gでは38mg、赤い完熟ピーマンは90mgと、2個食べれば1日のビタミンCの必要量100mgを満たすほどの多さです。その上、ピーマンに含まれるビタミンCは、熱に強く炒めても壊れにくいと言われています。
ピーマンの青臭さはピラジンという物質によるものです。

<おいしい食べ方>

油炒めや味噌炒めなど、油を使うと脂溶性のビタミンであるカロテンを効率よく摂取することができます。

<トピックス>

ピーマンは中南米原産で、唐辛子のうち辛味のないものがピーマンです。大型で肉厚なものはパプリカ又はジャンボピーマンと呼ばれ、色は赤・オレンジ・黒・紫などがあります。
ピーマンは、品種や色により栄養価が異なり、赤い完熟ピーマンは、緑のピーマンに比べてすべての栄養素がより多く含まれています。
パプリカは、ピーマンに比べると苦味がなく、赤・黄・橙の鮮やかな色が食卓を華やかにします。

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