野菜生活のすすめ・さつまいも
「甘くてほくほく 不動の人気 さつまいも」
<分類> ヒルガオ科サツマイモ属 <旬・産地> 旬は9~11月頃ですが、貯蔵して余分な水分を減らしたほうが甘くなるため、収穫してから約2か月後の1月~2月頃が食べ頃になります。 <選び方> 全体的にふっくらとして赤く、持ったときにずっしりとした重みがあるものを選びましょう。切り口にみつが出ているのが、糖度が高くておすすめです。 <保存方法> 低温に弱いため冷蔵庫では保存せず、紙に包んで風通しのよい場所に置きましょう。5℃で低温障害を起こすので冬は戸外ではなく室内で保存します。 <栄養の特徴> カリウム・ビタミンC・食物繊維を含みます。さつまいものビタミンCはでんぷんに守られているため、加熱しても壊れにくい特徴を持ちます。いもの中ではエネルギーが高いので食べすぎに注意しましょう。 <おいしい食べ方> 酸化酵素を含むため切り口が褐変します。切ったらすぐに水につけてアクを抜きましょう。70〜80℃でじっくり加熱すると甘みが増すため、甘味を引き出したいときは蒸す・焼くという調理法が向いています。電子レンジで急速に加熱すると、甘味は弱いですが水っぽさがなくなり、ビタミンCの残存率も高い特徴があります。 <トピックス> 薩摩(鹿児島)から広まった芋を意味するさつまいもは、甘藷・唐芋・琉球芋とも呼ばれます。種類は多く、鳴門金時などの高系14号・紅あずま・安納紅(あんのうべに)・紅小町・小金千貫(こがねせんがん)・紫から芋・アヤムラサキなど好みに合わせて選ぶことができます。 |