野菜生活のすすめ・じゃがいも


「みんなが大好き ほくほくじゃがいも」


<分類>

ナス科ナス属

<旬・産地>

収穫は春に九州からはじまり、北上して夏に東北に達し、秋に北海道にたどりつきます。貯蔵性が高いので1年中いつでも出荷されています。収穫量は、北海道がトップですが、長崎県・鹿児島県・静岡県・千葉県などでも生産されています。
新じゃがいもは春に収穫されるじゃがいものことを言います。水分を多く含みほくほく感はありませんが、ねっとりとした食感と甘みが特徴です。

<選び方>

表面の色が均一でシワがなくハリがあるものを選びましょう。
芽が出ているものや、緑がかったものは避けましょう。

<保存方法>

日に当たると皮が緑色になり、有毒物質ソラニンが増えてしまうので、暗くて風通しのよい場所で保存します。
りんごと一緒に保存するといいと言われるのは、りんごから発生するエチレンガスがじゃがいもの発芽を抑制する働きがあるためです。
冷凍するときは、丸のままではなくマッシュポテトにしておくと風味を損なわず美味しく食べられます。

<栄養の特徴>

主成分のでんぷん(炭水化物)は、エネルギー源となります。また、ビタミンC、カリウムが多く含まれています。じゃがいものビタミンCはでんぷんに守られているため、加熱しても壊れにくい特徴があります。じゃがいもの皮には食物繊維が含まれているため、皮が薄い新じゃがはいもは皮ごと食べるのがおすすめです。

<おいしい食べ方>

「男爵いも」はでんぷんが多く、粉質でほくほくしているのでポテトサラダ・コロッケに適しています。「メークイン」は、ねっとりしていて煮くずれにくいので煮物・揚げ物などに適しています。それぞれのじゃがいもの特性を活かし、料理によって使い分けるとよいでしょう。
じゃがいもは、温かいほうがつぶれやすく味も染みやすいので、つぶすときや調味するときは、熱いうちに調理しましょう。

<トピックス>

原産は南米ですが、ヨーロッパにわたって世界中に広まり、日本には江戸時代にオランダ人により持ち込まれました。
種類は男爵いもとメークインが市場のほとんどを占めます。他にもキタアカリ・インカのめざめ・紅丸などの品種に人気があります。

←前へ目次へ次へ→