野菜生活のすすめ・マッシュルーム


「世界で親しまれるきのこ マッシュルーム」


<分類>

ハラタケ科

<旬・産地>

人工栽培なので1年を通して出回っていますが、天然ものの旬は10月から12月頃の秋です。

<選び方>

かさが丸くて厚みがあり、傷や変色がなく表面がすべすべしているものを選びましょう。ただ、ホワイトマッシュルームは漂泊されて味が落ちるものがあるので、不自然に白いものは避けます。かさの内側が変色しているものは鮮度が悪い証拠なので要注意です。

<保存方法>

ポリ袋に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。冷凍する場合は石づきを切り落としてから薄切りにし、変色防止のためのレモン汁をかけてからポリ袋に入れて冷凍保存します。

<栄養の特徴>

他のきのこと同様、食物繊維を含み、低エネルギーです。うまみ成分のグルタミン酸も多く含んでいるため、味がとてもよいのも特長のひとつです。

<おいしい食べ方>

切り口がすぐに変色するので、切ったらすぐに調理するかレモン汁をかけておきます。味はあまりありませんが、シコシコした歯触りと独特の風味がおいしさの特徴です。マッシュルーム本来の味を味わうにはバター炒めがおすすめです。生のままでも食べられるので、スライスしてサラダにトッピングしてもよいでしょう。また、シチュー・スープ・ソースに入れると、うまみがプラスされておいしくなります。

<トピックス>

マッシュルームは世界で最も多く栽培されているきのこです。フランスなどでは古く17世紀から人工栽培されてきました。真っ白な「ホワイト種」、かさが薄茶色で香りのよい「ブラウン種」に大別されます。一般的に売られているものはかさが開く前の幼菌ですが、近頃ではかさが開いたものがジャンボマッシュルームとしても売られています。

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