野菜生活のすすめ・みつば


「さっと加熱して独特の香りを楽しもう」


<分類>

セリ科ミツバ属

<旬・産地>

糸みつばは、ハウスで水耕栽培されたものが1年を通して出回っています。根みつばの旬は3~4月、切りみつばの旬は12~2月です。千葉県・愛知県・茨城県が主な産地です。

<選び方>

葉と茎に張りがあり、葉の緑が鮮やかなものを選びましょう。切り口が変色しているものは避けます。

<保存方法>

傷みが早いので、買ったその日のうちに使い切ることがおすすめです。保存する場合は水を含ませたスポンジや紙などで根元を包んでから保存袋に入れて、冷蔵庫に立てて保存します。乾燥すると香りがなくなってしまいます。なるべく早く使い切りましょう。

<栄養の特徴>

カロテンは、根みつば・切りみつば・糸みつばでは含有量が異なり、日光を浴びた緑色の濃いみつばに多く含まれます。

<おいしい食べ方>

軽く茹でてお浸し・和え物・かき揚げ・汁物などが特においしい食べ方です。特有の香りを損なわないよう、加熱し過ぎには注意しましょう。

<トピックス>

名の通り三つの葉があり茎が長いのが特徴で、葉と茎ともによい香りがあります。
栽培方法により呼び名が異なります。「みつば」は、一貫して畑で栽培するものを言います。「切りみつば」は、畑で発芽後日光を遮った場所に移し変えて栽培し、根を切って出荷するものを言います。「糸みつば」は、ビニールハウスで日にあてて水耕栽培されるものを言います。

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