野菜生活のすすめ・白菜


「どんな料理にも合う万能野菜 白菜」


<分類>

アブラナ科アブラナ属

<旬・産地>

11~3月に出回ります。茨城県・群馬県・愛知県・長野県・兵庫県・北海道などが主な産地です。

<選び方>

外の葉がきれいな淡緑色をおびているもの、ずっしりとした重みがあり、切り口が白くツヤがありみずみずしいものを選びましょう。根元に黒い斑点があるものは鮮度が落ちているので避けましょう。
カットされたものは、切り口がみずみずしく、葉がすき間なくつまっているものを選びましょう。断面が盛り上がっていたり、芯が割れていたり、反り返っているものは避けましょう。

<保存方法>

カットしたものは、切り口の部分から水分が蒸発しないようにラップなどで密封して冷蔵庫で保存します。切ると傷みが早まるので、外側からはがして使うとよいでしょう。
丸のままであれば、紙に包み、涼しいところに立てて保存します。(横にすると重みで腐敗する原因になります。)

<栄養の特徴>

カリウムやビタミンCが含まれています。
ビタミンCは、白菜の部位によって含有量が異なりますが、外葉に最も多く、次いで芯葉の黄色い部分に多く含まれます。芯の近くの葉も捨てずに、むだなく使いましょう。

<おいしい食べ方>

鍋物に欠かせない白菜ですが、味が淡白でくせがないので、和洋中どんな材料・料理にもよく合います。汁物・煮物・和え物・漬け物の他、生のままサラダにするのもおすすめです。

<トピックス>

白菜は、葉の結球性から、3つに分けられます。結球とは、葉が重なり合って球のようになることをいいます。「結球白菜」と言われる葉が上部まで重なり合って結球する白菜、「半結球白菜」と言われる株の基部だけ結球して上部の葉は結球しない白菜、「不結球白菜」と言われる葉は重なり合うが結球しない白菜です。一般に白菜といえば「結球白菜」のことを言います。
最近は、少人数家庭でも使い切れる大きさの小型白菜や、甘味が強くオレンジ色が鮮やかなオレンジ白菜なども店頭で見かけるようになりました。

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