野菜生活のすすめ・レタス


「シャキシャキ ふんわり 食感が楽しいレタス」


<分類>

キク科アキノノゲシ属

<旬・産地>

1年を通して出回っていますが、旬は7月~8月です。茨城県・群馬県・香川県・静岡県などが主な産地です。夏は冷地である長野県の高原レタス、冬はハウス栽培ものが出回ります。

<選び方>

葉の先や切り口がみずみずしく、シャキッとしているものが新鮮です。巻きがゆるやかでふんわりと軽いものを選びましょう、重いものは収穫期が過ぎていて葉が硬く、苦い場合があります。また、表の葉が部分的に茶色になっているものは、内部も傷んでいる場合が多いので避けましょう。

<保存方法>

はじめにはがした外葉でくるみ、さらにラップで包んでおけば、水分が蒸発せずにみずみずしさを保てます。また、丸のままの方が持ちがよいので、カットせずに1枚ずつはがして使いましょう。

<栄養の特徴>

ビタミン・ミネラル・食物繊維を含みますが、栄養価というよりは、歯触りを楽しみ、彩りを与える野菜として重宝します。
種類により栄養価は異なり、濃い緑色のサラダ菜、リーフレタス、サニーレタスは緑黄色野菜に属すほど、カロテンを多く含んでいます。

<おいしい食べ方>

サラダやつけ合わせなどシャキシャキした食感を生かす料理に最適です。炒め物・スープなどの加熱調理にも合いますが、加熱し過ぎるとシャキシャキ感がなくなるので注意しましょう。また、包丁などを当てた部分は褐色に変色しやすく、切り口から傷み味も落ちるので、手でちぎる方がよいでしょう。

<トピックス>

レタスは、その形状から結球レタスに属する「玉レタス」、半結球レタスに属する「コスレタス」、不結球レタスに属する「サニーレタス」「サラダ菜」「プリーツレタス」「ロメインレタス」「エンダイブ」などに種類が分かれます。
夏の高原レタスは、昼夜の温度差で甘味を増し、高原に発生する霧で適度に水分が保たれ、やわらかくみずみずしいのが特徴です。とてもデリケートな野菜のため、鮮度と味を保つために真空予冷という方法でレタスの呼吸作用を抑えて低温輸送で運ばれています。

←前へ目次へ次へ→